2017/10/25

Suhr Riot モダンで扱いやすいディストーション

SuhrのRiotのレビュー。ハイゲインディストーションを探し回っていた時の記憶を思い出しながら書きます。



Suhrとは?

Suhrはアメリカ カリフォルニアのギターメーカーです。ギターのみならずアンプ、ピックアップ、エフェクターとリリースをしています。
正式名称はJS Technologies Incだそうです。個人的にはこっちの方がかっこいい…

創設者のジョン・サーはFenderやCAEでの開発の経験を持ち、自身のメーカーでノウハウを発揮しています。また、自身がミュージシャンであったこともあり「自分が機材で悩んでいた悩みを現代のギタリストに悩んでほしくない」という思想があるそうです。

その思想から作り出されるギターはデータにより最適な設計を算出し、論理的に組み上げられたもので、オーダーメイドが中心となっているそうです。SSHのストラトタイプはよく楽器店に陳列されているのを見かけますが、オーダー品は当然より高額になるのでしょう。

エフェクターの製造は2009年からと比較的最近です。

外観

アルミ削りだしのボディにメタリック感のある紫のカラーでかなり目立ちます。太めのヘアライン処理(との理解でよいのでしょうか?)も高級感があります。

公式の説明文

Suhrの日本語サイトが見当たらなかったので、Sound House記載のものを。
大出力のスタックアンプをフルアップしたような、立体感のあるふくよかなディストーションサウンド。このエフェクト単体で上質な歪みをクリエイトすることができます。一度使ったら手放せなくなる逸品です!

コントロール

よくある3ノブにトグルスイッチが1つのスタイルです。
ノブはDist、Tone、Level。トグルスイッチはVoiceというコントロールで、クリッピングの種類を変更します。

サウンド

音を出しての第一印象として、スタックアンプのような箱鳴り感があることがあげられます。図太く音圧のある歪みです。

かなり歪むタイプですが、ミドルに寄ったペダルでスクープサウンドは作れないのでメタルには向かないでしょう。ハードロックくらいの歪みまではカバーできそうです。

歪みの質としては音の切っ先の部分は潰れているのにも関わらず、妙に抜けてくる印象がありました。Toneの調整も良好で、「抜けないからトーンを上げよう」となった時に痛い音にもならず、音が破綻しづらいペダルだと思います。
MI AUDIO Crunch BoxやFulltone OCDあたりが対抗馬となるでしょうか。

Voiceスイッチに関してはこの手のペダルのトグルスイッチにありがちな変化が分かりやすいタイプではなくさりげなく変化する印象でした。セッティング後の微調整に使えるかもなと思いましたが、使い込むと印象が変わるかもしれません。

Relodeadというゲイン量を増加したバージョンもリリースされていますし、筐体のカラー違い(ブラック、グリーン、メタリックパープル)のものもリリースされているので、ご購入の際はご自分の好みに合うものをお選びください。メタリックパープルはかっこいい。
日本語仕様…?知らない子ですね…

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