EarthQuaker Devicesのエフェクターについて記事を書いていきたい気分なので同ブランドのペダルの紹介を続けます。今回はファズのEarthQuaker Devices Hoof。
ロシアンマフのnano化の際
http://thvstanabota.blogspot.com/2017/08/GreenRussianBigMuff.html
にいつか書くと言っていたこのペダルについて。
BIG MUFF系のファズを探していた時に見つけたこのペダル。僕はUSAマフよりロシアンマフが好みなので、ロシアンマフの発展系とのことで候補に入りました。しかし世の中にBIG MUFFサウンドを狙ったエフェクターの多いこと多いこと…
外観
ブランドお馴染みのツートーン配色に蹄のようなものがデザインされています。
Google画像検索すると、黒と金の配色のものが多数ヒットしますが僕は白と茶色の配色のものを所有しています。
本家BIG MUFFと比較して筐体が一般的なサイズなのも個人的には大きなアドバンテージです。
BIG MUFFはセンタープラスで動作するため一般的な9Vセンターマイナスのアダプターでは動作できず、変換アダプターを噛ませる必要があるのですが、このペダルは9Vセンターマイナスで動作する点も嬉しいですね。
コントロール
コントロールノブは4つ。
Level、Tone、FuzzはBIG MUFF系のファズを探している方には説明不要かと。
BIG MUFFにはないコントロールとして、4つ目のコントロールである「Shift」が存在します。Shiftは100kHz辺りのトーンコントロールで、前述したToneと合わせて音作りをしていきます。時計回りで100khzのカット、反時計回りでブーストとなります。
Toneの利き方は非常にBIG MUFFライクで、絞ると鼻が詰まったようなサウンドになり、解放するとハイの効いた攻撃的なサウンドとなります。
そのサウンドをShiftを使用して出過ぎるローミッドを引いたり、逆に足して厚みを足したりすることができます。
サウンド
一言で言うとモダンで上品な扱いやすいサウンドのペダルです。
トーンを絞り、ゲインを控えめにした時のサウンドはファズと言われても分からないレベルです。
出力も高いのでギターソロなどでのブースターとしての利用もできます。
僕はこの用途の場合はShiftを左寄りにして抜けを良くし、よりフレーズが聞き取りやすくなるような設定としていました。
一方でトーンを解放しゲインを上げ目にしたサウンドはしっかりとBIG MUFFらしいサウンドとなっています。
こちらの暴れ方もShiftの調整で作り込んでいけますね。
僕は以下のような流れで音作りします。
①ToneとShiftをフラットにする
②Fuzz、Levelを設定する
③Toneを設定する
④Shiftを設定する
⑤③④による変化に合わせてFuzz、Levelを調整する
ShiftはあくまでもToneコントロールの補佐として使うのがよいと思います。
ノイズがかなり少ないのも印象的でした。「ファズはノイズ垂れ流してナンボ!」という方はオリジナルのBIG MUFFが向いていると思います。
まとめ
音が暴れすぎないので、BIG MUFF系のペダルを探している方の中でも特に扱いやすくモダンにチューンアップされたものを求めている方にはピッタリのエフェクターだと思います。
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