リピートパーカッションとは?
簡単に言うと、リピートパーカッションという機材があったそうです。また、リピートパーカッションはトレモロに分類されます。
VOXのトレモロ、Repeat Percussion V809がそれにあたります。生産は1960年代後半とのことで、当然現在は希少となっています。
つまりこのエフェクターはトレモロの中のリピートパーカッションを意識したペダルということになります。
公式の説明文
ハミングバードは2007年に登場以来当社の人気のエフェクターの一つです。一号機は,短くキレが有るが故、ディレイの様にも使えるトレモロで人気のビンテージのVOX Repeat Percussion Tremoloを若干改造したクローンとして始まりましたが、2009年にJFETを追加しヘッドルームに余裕を持たせ、DepthとLevelで柔軟にトレモロをコントロール出来る回路に変更いたしました。そして2015年、さらに改良を加え、新しい回路に変更いたしました。更なる改良点は3つ目のスピード変更を出来るモードを追加いたしました。オリジナルに有った1と2の間を取れる様になっております。この改良によって、我慢出来なくなる位の遅いトレモロからリングモジュレーションの様な素早いトレモロ、さらにその中間も簡単に取れる様になっております。エクスプレッションペダルで外部から素早くトレモロのスピードを調節する事も可能です。エクスプレッションペダルをワウの様に扱う事によって、オリジナルでは不可能だった多彩なトレモロの変化をリアルタイムで操作する事が可能になります。
外観
緑に黒字のクールな2トーン。このメーカーのペダルのデザインもWarlus Audioと同じく非常に好みです。コントロール
3つのノブと1つのトグルスイッチを有します。Depth:エフェクトと原音の比率。
Rate:トレモロの揺れの周期のスピード。
Level:OUTPUTレベル。
トグルスイッチ:Rateの範囲を指定します。トグルスイッチで大幅にスピードを決め、Rateで細かく作り込むイメージですね。
また最新のVer.3ではエクスプレッションペダルの入力を備え、エクスプレッションペダルによるリアルタイムでのRateコントロールも可能になっているとのことです。
サウンド
このメーカーは飛び道具じみたニッチなサウンドを得意とするメーカーだと思っていたのですが、上品でナチュラルなトレモロサウンドです。もっとも、VOX Repeat Percussion V809という着眼点こそニッチだと思いますが。特に操作に困ることはなくすぐに目的の音を作れると思います。
Rateを上げた時のサウンドは確かにリングモジュレーター的です。
また、オマケ的ですがLevelのみを操作することでクリーンブースターとしても使用できます。
まとめ
上品なトレモロサウンドでタップテンポやBPMでのRate制御は不要、という方にはオススメのペダルです。定番のBOSS TR-2のVol落ちが気になっている方にもよいのではないでしょうか。
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