前回ロシアンマフのnano化の記事を書いたので、今回はお気に入りのUSAマフ系のペダルを紹介します。
Way Huge Swollen Pickle mkII
公式の説明文
Swollen Pickle mkIIはスーパーハイゲイン・ファズです。Sustainでそのマイルドなクランチをコントロールし、Filterでそのバンドパス・サウンドをアジャスト。さらにScoopによってミッドカットをコントロール、Crunchはファズのコンプレッションをコントロールします。他のWay Hugeと同様に内部にはVoiceとClipトリマがあり、Scoopミッドカットとクリップの状態をチューンニングすることができます。
外観
グリーンメタリックのヘアライン仕上げの筐体に黄色の可愛らしいフォントがよいアクセントとなっています。実売価格以上の高級感があるように思います。コントロール
3つの大きなノブと、2つの小さなノブが用意されています。大きなノブと小さなノブの組み合わせによるコントロールは、どこかMI AUDIOのペダルを彷彿とさせますね。更に内部トリマー2つを備え、下記の7つのコントロールで音作りを行います。
LOUDNESS…VOLUME
FILTER…TONE
SUSTAIN…GAIN
scoop…ミドルを削る量
crunch…コンプ感
voice…scoopでコントロールするミッドの周波数帯域
clip…クリッピングのブレンド(ダイオード / LED)
大きなノブは大文字、小さなノブは小文字になっているんですね。気づかなかった…。
サウンド
ひとことで言ってしまうとコントロールできる範囲の多いBIG MUFFなんですが、もう少し細かく見ていきます。BIG MUFFのローのブーミーさは抑えられ、かなり攻撃的というか暴れるような質感のハイが印象に残ります。BIG MUFFのディストーションライクな歪みはこのペダルでも感じられます。ガレージロックやインディーロックに合いそうなサウンドです。
ローの飽和感が抑えられているからか、Swollen Pickle mkIIの方が抜けも良さそうですね。
scoopの利き方がかなり強烈で、FILTERと組み合わせて実質2バンドEQのような解釈で操作していくと音作りがしやすいかなと思いました。
ミッドをカットしつつTONEを極端な設定にすると他の2,3ノブのファズでは作れないような音が出ます。
まとめ
トーンコントロールなど自由度が高い故に難しく、初心者におすすめできるエフェクターではないと思います。一方既にファズを数台弾いたことがあり、ある程度扱いに長けた方が手にすると強力なペダルになってくれるかと思います。
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